※この記事を書いた人は「公演！悲喜劇のロミオとジュリエット」以降あんスタ全然やってない人です。つまりスカウト！ヴィクトリアとシュヴァルライブとSagaとスチームパンクミュージアムがわかりません。ごめんなさい許して。
※楽曲の感想なので記事内で歌詞を引用しています。楽曲の歌詞にあたる部分は
こんな感じで
引用マークをつけています。
こんにちは、ゆゆぴかです。予約開始と同時に予約したValkyrieの1stアルバムがついに到着しました。ちょっとあまりにも高まってるので1つ1つ見ていきましょう！
www.fwinc.co.jp公式サイトはこれ。
外観
アニメイト特典のバッジ2種類付き。全店舗特典コンプしたい気持ちは頑張って抑えました。
化粧箱単体。イラスト部分はニス加工でつやつや、それ以外はつや消しになってます。裏側には曲目が書いてあります。
ちなみに、箱の中身を全部取り出した内側に宗の文字でなにやら書いてあったのですが……なにこれ？ パスワードっぽい文字列ですが、何かのダウンロードコードとかだったら困るので、ちょっと掲載控えます。
開封するとこんな感じ！
アクリルスタンドの方は、脚がただ挿すだけじゃなくてネジ止めみたいになってるのでしっかり感＆高級感ありです。
CDは、1つのケースにディスク2枚とも収まってます。
CDジャケットなんですが、人物部分はつやつやの加工がしてあって背景と触り心地が違います。光の当たり具合でおわかりいただけますかね？
あと、CDの盤面には宗＆みかからの手書きコメントが寄せられているのですが……公開は控えますが、あの、ありがとうございます……とだけ……。最高。
ただ、CDケースにはこのジャケット兼歌詞カード以外何も入ってなくてちょっと味気ないのが切なさポイント
なでたい
初回盤セットのアルバムブックの一部です。印刷が……高品質……（語彙力）
そして背景からキャラクターだけずばっと飛び出てるレイアウトいいですよね。大胆！
あえてちょっと光当ててみたのですが、こちらもザラッとしたなんだか質の良さそうな紙を全ページに渡って使っています。
収録されている内容がマリオネット～イースター・トイボ～ハロウィンまでなので、アルバム発売日11/28前後のイベント以降（テディベア、返礼祭、辺り）は丸ごと入ってない感じです。
上の写真には写ってないのですが、それぞれのイベントに対して宗・みかのコメントが寄せられています。やりとりがほのぼのしてて微笑ましいわぁ。
楽曲
Mémoire Antique
そういえばValkyrieにありそうでなかった、三拍子…いわゆるワルツ調の新曲です。作詞の松井洋平さんは礼賛歌と同じ方ですね。
切なげなイントロから、1番、2番、間奏と、終盤にかけて、明るく開放感溢れる音色へと姿を変えていきます。曲が進むに連れて、彼らの歩んだ1年をめくるめく表現する、1曲の中でそれを表現するのは、昔の自分たちを忘れず棄てず、未来への糧にして進んでいく気持ちが表れているように見えますね。
ちなみにブックレットの最後のスタッフ欄にギター、ピアノ、ヴァイオリンect楽器担当者の名前がありますが、今回も生演奏ですか！？ さすがすぎる！！ 間奏の力強いピアノ演奏が私はとてもお気に入りです……！
……個人的には、もっとテクい構成（歌詞・メロディ・編曲）でも好きだったのですが、彼らが1年かけてようやく辿り着いた境地、「人々に理解され支持されるValkyrie」*1の一つの答えなのかなって。魅惑劇や礼賛歌に比べて我々にも分かりやすい日本語で書かれている歌詞からも、それは伝わってくると思います。
それからそれから、宗の歌声がより力強くなったのですが、それに負けじとみかも歌がものすーごくうまくなってる！全編に渡ってとてもパワフルな歌唱ですね。
だってだって。2番の
ALL : La mémoire
みか : 何も持たぬ
ALL : La mémoire
宗 : 魂へ
で「はあああ好きいいいい？！？！？！♡♡♡」ってリアルに変な声出ましたからね！？ 2度めの「La mémoire」で半音下がるのが大変ポイントでございます。
やはりあんスタのユニットソングの真髄は2番以降にあります、これは本当です。試聴だけじゃなくてちゃんと音源買わないとだよみんなっ。
宗 : さぁ、手を伸ばすがいい
みか : 凡て委ねるように
委ねました。
今宵月の館にて
マジカルハロウィンの曲ですね。みか☆5イベだっただけあって1番・2番ともに歌い出しはみか担当。
先の新曲とはうって変わって、今までのValkyrieとは一風違った、物量が押し寄せてくる！とでも表現すればいいのか、賑やかなオケ。物語音楽のような歌詞、また、語るような歌い上げ方もたまりませんね。
ハロウィンは夢ノ咲学院では全ユニットが参加するイベントになっていますが、そのようなValkyrieに興味がないお客さんが来るイベントに合わせて、とっつきやすい1曲を仕上げてみたよ…という感じかな。初見のお客さんはそこからValkyrieを知って、他の曲を聴き、ずぶずぶとヴァル沼に……なるほど……。
みか : やけに
宗 : 滑稽な
みか : くだらない
宗 : 空騒ぎ
みか : それだけに
宗 : しておけば
みか : 引き返せたのに
宗 : ああ馬鹿で
みか : 悪戯な
宗 : 愛らしい
みか : 好奇心
ALL : 美しき悪夢を召し上がれ
サビ前こんな感じで、歌詞を短く切ってみかと宗の掛け合いが続きます。その様子はまるで、Valkyrieの二人が仲良く、我々を「月の館」に招こうとしているかのよう。彼ら二人が「悪魔」として、人間である我々を見下しているかのような表現をした歌詞もよいですね。
ご馳走さまでした。
みか : お喋りな人形が 来客を喜び
目を覚ますミイラ男 夜はまだこれから
ちなみにこれは2番の歌い出しなんですけど。かわいすぎませんか。
聖少年遊戯
旧Valkyrieの新曲、作詞・作曲がALI PROJECTさん再登場です。Valkyrieの1stシングルの「魅惑劇」と同じ組み合わせですね！ 魅惑劇は「全盛期のValkyrieの曲」だったとのこと、こちらは全盛期の旧Valkyrieといったところでしょうか。
同じ旧Valkyrie曲といえば、魅惑劇のB面「砂上ノ楼閣」を思い出しますが、今回の「聖少年遊戯」でも砂上ノ楼閣のときとおなじく、サビではなずなの1オクターブ高い歌声が重なっています。して……サビ以外でもなずなの歌っている部分では、元の音程と1オクターブ高いものが重ねられているように聞こえますが…！相変わらず高音凄すぎる。*2
歌詞の方は
ALL : 狂おしく 頽れて
留まって 永遠になれ
*3
だとか、
宗 : 黒い 爪が
なずな : 撫でる青薔薇
みか : ひとつずつ花びらを
もぎ取るように
だとか、なにやらダークで退廃的なワードが並びます。
びーっ！と、打ち切る|破り捨てるみたいに曲が終わる辺りを見ても、どうもなんかこう、1年前のValkyrieの背景にあるものに思いを馳せてしまいますね。自分たち本位の一方的な作品作り、いまいちまとまらないメンバー……むぅ。
Cloth Waltz
斎宮 宗のソロ曲。お裁縫……とりわけ、衣装の細やかなディテールに対する思いを散りばめた歌詞になっています。
（特に）宗にとって身近な人・物事に対して強い感情を寄せている部分がよく表れているともとれる歌詞と、細かい音を多用してきらきらした音色を表現したバックのメロディ……格式高く、情熱的、それでいて優しい「斎宮宗の世界」という感じだと思います。
ひと針愛らしさを ひと針華やかさを
優美に流れるフォルム
通わせた温もりよ 僕と踊ろうか
工程の一つ一つに、すべて自分の思いを込めて……それで完成した芸術品が、美しくない訳ありませんよね。きらびやかな光景が目に浮かぶような一曲でした。世界が……輝いて見える……！（違
琥珀ト瑠璃ノ輪舞曲
影片 みかのソロ曲。Valkyrieでは今三拍子がトレンドなんですか？
宗ソロ曲とうって変わって切ない曲ですね……。青白い月に照らされる廃墟、みたいな画が目に浮かびました。時計やオルゴールみたいな、いかにもスチームパンク調のサウンドがさらにザクザクと心を突き刺していくようです。
当然ながら、発売直前の、ゲームアプリ内での特別ログインボーナス？での、みか本人によるソロ曲の解説を踏まえてなんですけど、
踊ろう 唯、その意の侭 人形に意思は要らない
例えば1番のサビの入りの歌詞から特によく分かるように、みかの「（行きすぎた？）宗への執心」が歌詞のそこかしこに表現されていて、どんどんと聞き手の心を奪っていきます。みかりん……恐ろしい子すぎませんか？どうですか……？私、宗ソロとの温度差にめちゃくちゃ怖くなってしまったのですが……！
総評
やはり初期からのValkyrieファンなので初回盤を選びましたが、大正解。箱を開け、大量の特典アイテムを広げた瞬間に、机の上がValkyrieの世界に変化したような錯覚さえ感じました。
アルバムの方は、新曲それぞれの驚き・素晴らしさはもちろん、1stシングル＆2ndシングルの曲をしっかり聴き直すいいきっかけにもなりました。
また、今回のメイン曲とも言える「Mémoire Antique」を聴いて、今回のアルバムジャケットになっている薔薇が降り注ぐきらきらしたイラストの情景がそのまま浮かび上がるほど、曲とイラストがマッチしているように感じ、細やかな作り込みを感じさせてくれました。
追記におまけとして「影片みか抱き枕と2ヶ月過ごして」というタイトルで怪文書綴っていきます。ちょっと夢っぽいので注意。
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